海外に製品を輸出するさいに、各種規制が強化されつつあります。(日本から見た場合)この輸出規制をクリアする為には、的確な規格に乗っ取った製品を製作する必要性があります。この為には、輸出相手国の規制を正しく理解する事から始める事が大切です。
装置・システムにより、適用する規格が異なります。過剰に厳しい規格を適用するとコストのUPにつながり、この為に、国際価格競争力のダウンにつながります。装置・システムにあわせた的確な規格の選択の為にお尋ねしております。
CEマークとULでは、基本的にその体系その物におおきな違いがあります。この為に、欧州輸出と米国輸出ではアプローチが全く異なる為に、おたずねします。両規格の取得も可能ですので、要望くだされれば、対応可能です。
トランスの基本仕様が設計の一番中心となります。この場合に、負荷、利用率、またケース等など詳細に御要望をお聞かせ下さい。御社の目的に応じたトランスを開発致します。
緊急遮断回路等の安全回路が、1次電源モジュールには要求されます。また、トランス自体にも高度な絶縁が要求されます。このような要求をも含めた、安全装置を含めたトランスの製作も承りますので、何なりとご要望下さい。
1.変換電圧・容量(TRの選定)2.TRの保護方式はブレーカー・ヒューズ3.異常時の保護対策温度センサーによる非常停止回路EPO4.外部インターロックの取り込み5.タップ切り替え方式(外部切り替えか?)6.制御回路の停電対策
関係指令に基づく各種規格に適合する事。600V以下の電気関係には低電圧指令が適用される。CEマークを張る絶対条件が低電圧指令(機械の場合には機械指令)に適合することが条件となる。CEマークは第3者認定機関による審査(認証試験)か、メーカーによる自己宣言もカテゴリーにおいては認めら れる場合がある。TUVマークは第3者認定機関のマークとして有効であるが、認証取得費とマークの年間維持費が発生する。
弊社おいて、世界各国の安全規格の取得と認証試験をおこない、お客様に最適なトランスおよび、POWER BOXを御提供させて頂きます。●IEC(国際電気規格)●EN(ヨーロッパ規格)●UL(全米保険協会安全規格)●Semi(半導体製造装置安全ガイドライン)●NFPA70/79(米国防火協会規格)●NEC(米国電気基準)
SCCR(Short circuit Current Rating)短絡電流定格。米国電気設備基準(NEC2005 Article409)により、工業用制御盤の銘板にたいする表示義務が強化されました。これが、SCCR(短絡電流定格)の表示義務です。この考え方は、従来日本や欧州にて考えられている、1次のメインブレーカーの配線遮断容量を単に表示すれば良いと言う、単純な表示方法とは根本的に違うので注意が必要です。このSCCRの表示の必要性は、現時点ではアメリカ合衆国に限定されていますが、この流れは、他の諸国や多国籍に工場を所有する国際的メーカーの社内規定においても規格化されていく可能性があります。SCCR規格化の背景には、工場設備の配置を検討する場合などにおいて、実際に設備を運転使用するエンドユーザーの作業者を制御盤の短絡事故から保護する立場の営繕のセクションが、銘板にSCCRが表示されていないことにより制御盤短絡事故発生の危険性のリスク判断ができないという状況にありました。
近年、生産性の向上の為に、工場レイアウトの変更が、短いサイクルで頻繁に行われるようになりました。この為に、設備・機械などの設置される場所から電源トランスまでの距離が変わり、配線距離と電線径の違いにより、短絡事故における短絡電流が大きく異なる(*1)ことが生じるようになりました。機械の工場内部の移動により、短絡事故のリスクに対する考慮が必要になったのです。製造工程においては、常に事故のリスクと安全性の検討が重要です。この為に米国において、まずUL508(Standard for Industrial Control Panels: 工業用コントロールパネル)の2001年4月にてSCCRに対する基本的な規格が決りました。 弊社POWER BOXにおいて北米向け仕様の場合には、SCCR表示を行います。但し従来稼動している設備に対して追加させる表示義務はありませんが、今後新規に北米に納入する設備・機械については、必ず必要になります。このSCCRに対する仕様の決定は、本来エンドユーザー様からの情報(仕様)になりますが、この情報が有る無しに関わらず、SCCRは表示しなければいけません。北米における各州のAHJの工場検査対象になりますので、このSCCRの値に対する情報(仕様)決めは、とても重用になります。一方余裕を考慮してSCCRの現状にそぐわない大きな値の指定は、工業用制御盤のコストを上げる要因になり設備投資の負担金額に悪影響をあたえる結果になります。SCCRにおいて、従来の考え方と大きく違うのは、制御盤内部を構成する各機器(ブレーカー・電磁開閉器・接触器・端子台・電流計・スイッチ・等々)の短絡電流の最も小さな値を表示することにあります。この為に、制御盤の設計時における、部品選定時からSCCRを考慮しなければいけません。弊社POWER BOX(制御盤の動力回路と位置づけされますので、SCCR表示義務必須項目になります。)では、開発初期段階からSCCRの検討をお客様と行い、情報を交換しながら適切な表示を行います。従来の制御盤のSCCRを大きくされたい場合において、弊社POWER BOXの使用は、従来の標準制御盤を変更する必要性がない(POWER BOXに大きなSCCRを持たせる)と言う、メリットとして大きな効果が得ることができます。(*1)短絡電流の計算方法 短絡電流は受電点の基にあるトランスと、その地点までの線径と距離によりインピーダンスで決定されます。トランスの2次側の短絡電流の計算方法は、2次定格電流をVAから計算し、Z%(トランスのインピーダンス電圧)で割って100倍して算出します。 。仕様SCCR(短絡電流定格):KAをご指示下さい。